河合家(重要文化財 屋号「上品寺屋」)地図
間取り⇒⇒⇒ 中尊坊通りにあり、高木家に近接する。 明和九年(1772)に酒造業を営んでいたらしく、豪商の風格が現在に至っている。 この建物は南側と東側が道路に面した角地に建つ高い建物で、東側は入母屋造、 西側は切妻造とする本瓦葺である。 明治10年(1877)、明治天皇来訪の際、天皇の乗る神輿にあたらないように、 道路に突き出た軒先30cmが切られた。 |
煙出し屋根 |
むしこ窓 |
正面玄関 |
「みせおく」そとから | 「みせのま」そとから | 「しもみせ」外から |
当家は屋号を「上品寺屋」といい、今井東北2kmにある十市郡上品村上田家の分家で寛永年間(1624〜1643)頃、順明寺が当地に移ったときに同行して今井新町移住した。 中尊坊通りにあり、高木家に近接する。 明和九年(1772)に酒造業を営んでいたらしく、それが現在に至っている。 この建物は南側と東側が道路に面した角地に建つ高い建物で、東側は入母屋造、西側は切妻造とする本瓦葺である。一階は東側に通り土間を取った六間取り、二階も現在は六間取りで、土間の上は前寄りに、つしを設けるほかは、吹き抜けである。二階はすべて竿縁天井とし、当初から主要な座敷を二階においたものと思われる。納屋は、杜氏の部屋で主屋東北部に少し離れて建ち、南北に長い二階建切妻造本瓦葺で、一階は便所、風呂をおき、二階は二室にしきられている。 |
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